【ブログ】終活の始め方
終活は、高齢化社会が進展していることや、個人の自己決定の重要性が認識されるようになったことなどを背景に、近年注目を集めています。
今回は、そんな終活の概要についてお話したいと思います。
目次
1.終活とは何か
終活(しゅうかつ)とは、人生の終わりに向けての準備や計画をすることを指します。
その目的は、自分の意志を尊重し、最期の人生を自分らしく過ごすための準備をすることで、遺族に負担をかけずに円満な最期を迎えることです。
終活は、高齢化社会が進展していることや、個人の自己決定の重要性などを背景に、近年注目を集めています。
1-1. 終活の具体例
- 遺品整理と断捨離
- 心の準備と心のケア
- 人間関係の整理
- 介護や看護の計画
- 葬儀や埋葬の準備
- 遺言書の作成
具体例の詳細は、次回以降でお話します。
終活は、自分や家族のために行う意義のある活動です。自分らしい最期を迎えるために、早めに始めることがおすすめです。
2.終活が必要な理由
終活が必要な理由は、主に以下の5つになります。
2-1. 自分の意思を尊重するため
終活は自己決定の重要な一環であり、自分の意思を尊重するために行われます。
自分の最期や高齢期の生活について、自分自身が計画を立て、希望を伝えることで、後に遺族が迷惑をかけずに円満な最期を迎えることができます。
2-2. 遺族の負担を軽減するため
終活によって遺言書や遺品整理を事前に整えておくことで、遺族が後から慌ただしい状況に追われることを軽減します。
遺族は悲しみや喪失感に加え、遺産や葬儀の手続きなどに対応しなければならないことがありますが、終活が行われていればその負担が軽くなります。
2-3. トラブルを未然に防ぐため
遺言書や遺産の分配に関するトラブルを未然に防ぐためにも、終活が重要です。
遺言が明確であれば、家族間の争いや不和を防ぐことができます。
2-4. 自分らしい最期を迎えるため
終活は、自分の最期を自分らしく過ごすための準備をすることでもあります。
自分の価値観や希望を考え、それに基づいた計画を立てることで、満足のいく最期を迎えることができます。
2-5. 家族とのコミュニケーションを深めるため
終活は家族とのコミュニケーションを深める良い機会でもあります。家族と一緒に終活を進めることで、意見を交換し合い、互いの想いを理解することができます。
日本の高齢化が進み、また核家族化が進展しているため、終活はますます重要になっています。
3.終活を始めるタイミングはいつ?
終活を始める時期は、人それぞれの環境や状況によって異なると思いますが、一般的なタイミングは以下の3つです。
3-1. 今すぐ
終活の重要性は理解していても、時間と労力を考えると、どうしても先延ばしにしてしまいがちです。
この記事を読み「やってみよう!」と思われたなら、今こそ最適なタイミングだと言えます。
3-2. 子供が独立したとき
子供が進学や就職、結婚などで実家を出た後に相続が発生すると、相続人となる子供は「実家の全家財道具」を遺品として整理することになります。
子供が独立する際に、少しでも生前整理などの終活を進めておけば、それらの負担を軽減することができます。
3-3. 定年退職後
定年退職後は時間に余裕が生まれるため、ご自身のペースで取り組むことができます。
これまでの歩みを振り返りながら、時間をかけて終活をすることができます。
終活は、無理をせず、少しずつ進めるのがコツです。
4.最後に
以上が終活の概要になります。
次回は、生前整理と断捨離についてお話します。
ありがとうございました。